グループホームとは

グループホームは、認知症のある高齢者が、介護スタッフの支援を受けながら共同生活を送る小規模な介護施設です。地域密着型サービスに分類され、一般的には有料老人ホームより費用がかかりません。

グループホームの特徴

少人数制

5人から9人の少人数グループで生活します。ユニットと呼ばれるグループに分かれ、家事などを役割分担しながら共同生活を行います。

家庭的な雰囲気

アットホームな雰囲気で、食事の準備や掃除、洗濯などの日常生活行為を利用者やスタッフが共同で行います。

自立支援

介護スタッフの支援を受けながら、自立した生活を目指します。認知症の進行を抑え、機能維持を目的としたサービスです。

地域密着

慣れ親しんだ地域で暮らし続けることができます。

グループホームのサービス内容

日常生活援助	食事の準備、掃除、洗濯、入浴、排せつ介助などの日常生活に関する援助
機能訓練	歩行訓練、認知機能訓練などの機能維持・向上のための訓練
レクリエーション	カラオケ、ゲーム、創作活動などのレクリエーション活動
外出支援	買い物、通院、散歩などの外出に関する支援
医療介護連携	医師や看護師と連携した医療・介護サービス

グループホームの入居条件

• 認知症の診断を受けていること
• 要支援2、要介護1～5の方
• 自立排泄ができること
• 暴力行為や著しい徘徊などの行為がないこと
• グループホームでの生活に理解があり、協調性があること

グループホームの費用

月額利用料金	約14万円～15万円
介護保険料	自己負担分　1割　約26000円（要介護1の場合）
その他費用	おむつ代、理美容代、医療費など

グループホームの選び方

居心地	施設の雰囲気やスタッフの対応などを実際に見て確認する
サービス内容	必要なサービスが提供されているかどうかを確認する
費用	予算に合致しているかどうかを確認する
立地	自宅から通いやすい場所にあるかどうかを確認する